服、音楽、文描き。(Prod. by いんふぃ)

ファッション,ダイエットのことなど書いてます.

地獄に晴れ間を探して

「お金が稼げればなんでもいい」

 

じゃねえんだよ.

 

そんなニンゲン,誰が取るんだよ.

 

オレと面接官は,その日に初めまして.

 

相手はオレの経歴など,知らない.

 

オレがどんな苦労をしてきたか,

 

どんなバックグラウンドがあるのかもしらない.

 

であれば,そこに情とか,そんなものある訳ないんだよね.

 

向こうは,

 

「この子は何が出来るんかな?」

 

「ウチで何をしたいのか,はたまたしてくれるんかな?」

 

それ以上でも以下でもないんだ.

 

「ほかに比べて突出した経験・知識はないです」

 

「四年間死ぬ思いで大学生活頑張ったので入れてください」

 

通用しない.

 

数十人いるうちの一人なら,通らない.

 

なぜもっと早く気づけなかった.

 

なぜもっと早くこのプライドを捨てられなかった.

 

早く,早く,気づきたかった.

 

自分がどう企業から見られていたのか

 

自分が市場的にどの程度の価値なのか

 

それさえ分かっていれば

 

必要以上のダメージも食らわなかっただろうし

 

自分の価値を認識して,どう見せないといけないのか工夫が出来たはず.

 

でも,今気づいた.

 

オレは,特別な存在じゃない.

 

理系の道を選ばないのなら,

 

人一倍,努力しなきゃ通らない.

 

その程度の人間だ.

 

やっとフラットに自分を見つめられた.

 

これまでの自分の苦労や,変なプライド.

 

就活に対する想い,特殊すぎる状況で頂いた評価.

 

全てが,己を護るために

 

「都合の良い向き」に仕向けられていた.

 

ようやくメッキがはがれた.

 

丸裸,何一つ分からない自分ですが,

 

神門に言わせれば「準備不足の言い訳」だが,

 

明後日,自分に出来ることを最大限やってみようと思う.

 

「本気」は細かなテクニック・知識を簡単に凌駕する.

 

結局,俺次第.