服、音楽、文描き。(Prod. by いんふぃ)

ファッション,ダイエットのことなど書いてます.

服好きの旅に終わりはない

こんにちは,いんふぃです.

 

ふとこんなタイトルを思いついたので,書いてみようと思います.

 

私は一応服好きを名乗らせて頂いているのですが,

 

その自分がどんな思考で服を買っているのかを明らかにしようかなと.

 

ちなみに生活全てバイトに捧げて,服を買いまくるようなレベルではないです.

 

二次流通の相場把握とフリマの売買がやたら慣れてるのはあるけど(笑)

 

まず自分がですね,どんな思考で服を買っているのかというと

 

「各ジャンルの最高到達点」

 

を目指して買い続けています.

 

いったいどういうこと?というと,

 

ジャケットなら,自分がこれ以上はないと思える最高のジャケット.

 

といった感じで,その分野でこれ以上はないわ.と思えるもの.

 

例えばシャツと言っても皆さん何着もお持ちであると思いますが,

 

その心に決めた一着以外全部無くなっても「別にいいや」

 

そう思えるくらいの服に出会いたい,というのが私の根底にあります.

 

マキシマリストから,死に向かうにつれて究極のミニマリストになる的な.

 

アホですよね(笑)

 

伝わるか分からないんですけど,

 

漫画「トリコ」の「人生のフルコース」的なものです(笑)

 

前菜:○○

メイン:○○

デザート:○○ 

のように,各部門を埋めたい(笑)

 

最後僕がじじいになったときに,この人生をかけて見つけ出した服をまとって死んでいきたいなんて,スケールのデカいことを考えています.

 

まあ,無理に一つに絞る必要はなくて,

 

こいつとは一生をかけて共に歩みたい」というものに出会えれば,

 

それは運命だと思います.

 

値段とかブランドの格ではなくて,手に入る過程だったり背景とか,

 

その一着に費やした思いというものが大事だと思うんです.

 

カッコいい服とか,これ着たいなぁ~って思える服はたくさんありますが,

 

「相棒」と思えるくらい感情移入出来る「服」は滅多に出会えませんよね.

 

そんな唯一無二の自分にとっての「オーダーメイド」みたいな服を集めたい

 

というのが僕のスタンスです.

 

おかげさまで毎月カツカツですが,結局やめられないのです.

 

ここまで読んでくれた方には

 

「いんふぃはもうそういう服に一つでも出会っているのか?」

 

と言われそうですが,

 

実は,候補であればいくつか持っています(笑)

 

そのうちの一つをご紹介.

Miu Miu 2001AW Menswear

Miu Miuがまだメンズのラインをやっていた頃のトレンチコートです.

 

これは,僕がよく行くブランド古着屋さんで運よく購入出来たもの.

 

当然安くない買い物でした.

 

初めて袖を通した時に「これはヤバい」と,脳内すべてが「いけ!!!!!!買え!!!!!!」というモードに変わったのです(笑)

 

しかし,その時は支払いがピンチなのと,

 

一気にお金が無くなるプレッシャーに耐え切れず断念.

 

次の来店時に残っていて,再度袖を通して,もう観念しました.

 

Miu Miuのメンズといえば,新たなアーカイブとして一時期話題に上がりましたね.

 

Martin MargielaRAF SIMONSアーカイブをよく探している方などは,

 

色々な情報を探していく中で,一度は聞いたことがあると思います.

 

なんでこの服が終着点なの?」というと,

 

めちゃくちゃカッコいいからです(笑)

 

お前散々語っておいてふざけんなよ,という声が聞こえてきそうですが,

 

とにかくカッコよさが極まってるんです.

 

ブラックでロング丈,ウールの素材感にチンストやエポレットといった,

 

入れたいディテールが全部入ってて,とにかく言うことがない.

 

後ろはベルトではなくボタンになっていて,身幅を二段階に調整できる仕様.

 

これをタイトに絞ったときに後ろに表れる縦のドレープが,マジでカッコいいです.

 

ものすごくモードなコートなので,

 

これ一枚着ると自分が別人になったような気がしてわくわくしてくるんですよ.

 

購入してもうしばらく経っているのに,

 

毎回新鮮な気持ちで「カッコイイ」と思えるって,すごいことだと思います.

 

やっぱり,こんなコート他に出会える気がしない,というのが理由かな.

 

これほど着るときに気合が入って,背筋が伸びるコートはないですね.

 

黒のトレンチコートですから,当然印象も重くて堅苦しいので,

 

自分もこの服に負けないような気持ちで袖を通さなければ,服に負けてしまいます.

 

「ちょっと浮いてるかも」

「やべ今日のコーディネート自信なくなってきた」

「ダメだ~誰も見ないでくれ~」

 

とか考えてると,自分が食われちゃうんです.

 

なので,メンタルが上向きな時にしか着られないのと,

 

大事にしすぎてしまうのが難点かな.

 

ただハマった時は,これにハンチングなんて被っちゃって,

 

「え...!!! 俺英国紳士!?」的なアホ思考に陥って幸せになれます(何故か英国)

 

語りすぎましたが,ここまで読んでくれた方はいるでしょうか(笑)

 

お付き合いいただきありがとうございました.

 

他の人にこういう話ってしたことないんですよね.

 

服好きの「究極の一着」について,酒でも交わしながら語り合うのが夢です.

 

枯れ草も咲かぬほど荒廃してる僕のブログですが,

 

もしたどり着いたなら,ぜひコメント下さい.

 

それでは.

 

P.S

散々Miu Miuのトレンチコートで語りましたが,

 

実はトレンチコート部門で,

 

ずっと狙っている一着があります.

 

「Marina yee」のコート.

 

自分の価値観が大きく変わるかもしれないと勝手に期待して,

 

袖を通すチャンスを虎視眈々と狙っています.

 

まずはお金貯めないとね(笑)

 

それでは!